A役所学校教育課様

初版からもうすぐ40年
子どもたちの大切な
学校教材を作り続けています

写真植字のアナログ時代からデジタル化の今日まで、製法は変わっても、
製品に込める想いはそのままに。

今回のお客様は…

「A役所学校教育課」さまがご発注元。実際の原稿は各小学校から選出された、先生による編集委員会の皆さまとやり取りをしています。ほぼ月に一度、編集~校正を担当される代表の先生のところに伺い、打ち合わせを進めています。

お手伝いさせていただいているお仕事は…

副読本表紙

小学校で、3・4年生の社会科の教材として配布されている副読本です。この『副読本』は、町の歴史や産業、環境への取り組みや町民の暮らしの様子などを分かり易く子どもたちに伝え、地域への関心そして郷土愛の芽生えを促す大切な教材です。
制作物の概要と制作上の注意点

副読本デザイン

B5サイズ、約120ページの学校教材です。制作上の注意点は小学生の読み物に特有の「漢字」や「ルビ」の使い方にあります。
ルールは
①4年生までに習う漢字は漢字のみ表記する。
②小学校高学年で習う漢字は漢字表記をしてルビをふる。
③一度ルビをふった漢字は、それ以降その見開きページの中に限り、2度以上出てくるものにはルビをふらない。
このように統一されています。小学校で習わない漢字はもちろんすべて「かな」表記ですから、漢字を読み慣れた大人にとっては逆に読みづらく、先のルールと併せ、文字校正はいつも以上に慎重さが求められます。 

当社がご支持いただけている理由
初版依頼、ほぼ40年の歳月の中で改訂を重ね、その都度ご一緒させていただき今に至ります。在版があることによる、コストメリットが大きな理由ですが、それと同時に、これまでこれといった大きなトラブルも無く、「任せて安心」そんな信頼をお寄せくださっているからだと自負しています。
また、温もりのある手づくり感を大切に、が制作モットーであるこの教材は、基本的にテキストや写真・図版等は編集委員の先生方からご支給いただけます。ただ、グラフや説明図などの見やすさ・分かりやすさを求められるものについて、よく先生方からお悩みの声をいただきます。そのような場合は当社のデザイナーがデザインし素材をご提供するなど、編集段階からお手伝いできる点も当社をお使いいただくメリットです。
担当者が気を付けている事
平田
営業 原 敏行
この『副読本』は今回で13訂目となりましたが、編集委員会はその都度新しいメンバーに刷新されるために、毎回“はじめて”の方が委員に就任されます。原稿の制作はもちろんのこと、印刷物の編集もはじめてという方がほとんどです。印刷のプロとしてはもちろん、このお仕事のこれまでの経験を活かした気配り、適確なアドバイスができるよういつも心がけています。

関連記事一覧