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Q.印刷機で刷る時に色味を補整することは可能ですか。
A.紙面全体という条件付きであれば、インキ量(濃度)の調整によって色調をある程度近づけることは可能です。

弊社には「1級印刷技能士」の資格を持つ熟練のオペレーターが在籍しており、これまでの経験を活かして細やかなデータ調整を行い、理想の仕上がりを追求いたします。

オフセット印刷での調整手法

印刷オペレーターは、4色(CMYK)の各ユニットごとに以下のような操作を行います。

インキ濃度(インキ被膜)の調整

インキ濃度を上げる

→ インキ被膜が厚くなる
→ ドットゲイン量が増加(おおよそ +3〜5% 程度)

インキ濃度を下げる

→ インキ被膜が薄くなる
→ ドットゲイン量が減少(おおよそ -1〜2% 程度)

この調整により、色の濃淡だけでなく階調の出方も変化します。

トラッピング量による影響

  • インキの重なり(トラッピング量)
  • インキの乗り方(先刷り/後刷りの影響)

なども複合的に影響します。
そのため、単純な濃度操作だけでなく、色のバランス全体を見ながら調整する必要があります。

実際の現場では、

  • 測定器による数値(濃度・網点・色差など)
  • 印刷オペレーターの目視判断


この両方を併用して調整を行います。
特に目視については、

  • 経験値
  • 色調バランスの感覚(いわゆる“センス”)

が大きく影響する部分であり、技術的要素と職人的要素の両方が求められます。

最新機でも基本は同様で、

  • インプレスコントロール等で測色
  • 数値を確認
  • その後、オペレーターが目視で補正しながら濃度値を調整

という流れになります。

最終的には、数値だけでは追い込めない微妙な色差を人が判断して調整する形になります。
なお、これらの方法はあくまで全体の色味を調整するものであり、黄色を青にするような「色域を超えた再現」はできません。

さまざまに条件が絡み合いますので、案件ごとに弊社営業スタッフにご相談ください。