vol.31 特色について 1

 

◆ご挨拶
こんにちは★今回の講師のナス美です♪
今週もよろしくお願いしますね☆

夏休みも終わりましたね~★もうすぐ紅葉の綺麗な季節がやってくるんですねっ♪
では、早速授業に入りましょう!今日は色についてのお勉強ですよ★

◆プロセスカラーと特色
それでは、今日はプロセスカラーと特色を紹介しますね★
まず、プロセスカラーとは何か…。
皆さん、vol.5の授業でお勉強した『CMYK』って覚えてますか??
Cはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラック。印刷に必要なインクの色を表しています。
普段皆さんもインクジェットプリンターを使う機会もあると思います。そのインクと同じだと考えてください★

でも普段使っているプリンターは、4色以上のインクが入ってるよ?

そうですね、4色以上インクが必要なプリンターも多いですよね♪でも基本的にはこの『C』『M』『Y』『K』の4色が使われています。
そしてこの4色『CMYK』のことをプロセスカラーと言います。
カラー印刷の色のほとんどは、このプロセスカラーのインクの掛け合わせ・濃度で表現されています。
それでは下の図を見てください。

白地に黄色で文字が書いてあります。
では、この文字を金色にしたいとき、どうすれば金色になるでしょうか?
Yの濃度を下げるのでしょうか?他の色を混ぜるのでしょうか?


とても金色には見えないですねぇ。
インクは光とは違って、色を混ぜれば混ぜるほど暗く、濁って見えます。(絵の具と同じです。)
下の図はCMYそれぞれが100%の画像です。

色を混ぜてない、濁っていない状態でも、金色や銀色のように光を反射してるようには見えません。
金色や銀色はプロセスカラーでは表現できないんです。
じゃあ金色銀色に印刷されている物はどうやっているのでしょう??

はい、ここで登場するのが『特色』です★
CMYとは違う方法で調合されたインクです。スポットカラー、特練色とも言われています。
この特色インクを使って、プロセスカラーでは不可能な色を表現しているんです♪
調合は表現したい色によって違います。 

特色で印刷された金色・銀色です★
光を反射するように調合されています。
また、蛍光色が使われている印刷物を見たことありませんか?
蛍光色もプロセスカラーでは表現できない色で、半透明に見えるように特別に調合された特色インクなんです★
じゃあ、特色って、金色や銀色、蛍光色のことなんだ!
いえいえ、違いますよ☆下の図を見てください。

これ全部特色の種類なんですよ★
中にはプロセスカラーでも表現できそうな色がありそうですね♪
なぜそのような特色もあるのかは、次回お話ししますね★

◆就業時間
今日は終わりですね★
次回も特色ついてお勉強しましょうね♪

◆復習問題
プロセスカラーで蛍光色は表現できるでしょうか?

答えは次回★
また会いましょうね♪

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