vol.9 上製本

◆宿題の答え
CMYでは濁った色の黒ができるので、インクのKを使った方が綺麗にプリントアウトされますよ~。
なので答えはCMYKでした~。
今回の授業も頑張ってくださいね~!

◆ご挨拶
こんにちは!!!!皆さんお元気ですか???
今回の講師を勤めさせていただきます、キャベツです!よろしくお願いいたしますー!

今日は前回の私の授業でお話できなかった『上製本』についてお話したいと思います!!

◆上製本
本の中身を糸でしっかり綴じて、厚めの表紙でくるむことを上製本と言います。
よくハードカバーと呼ばれていますよー!
さてさて、まず下の図を見てください。一般的な上製本の構造です。


上製本は中身のみを裁断してから表紙をくるみます。
上の図に『チリ』と言う部分がありますね!これは表紙と中身の大きさの違いです。通常は表紙が3ミリ大きいのですよー!
上製本は、中は糸でしっかり綴じ、背以外の3方向を裁断してから表紙でくるむので、並製本よりはコストがかかります。
…が!とても丈夫なので長期保存ができ、見た目も高級な感じに仕上がります!
(今日の私が輝いているのは上製本の授業だからなんですよー!)
ちなみに前回説明してませんでしたが、並製本は表紙と中身を綴じてから背の部分以外の3方向を裁断しています。
なので、並製本は表紙も中身も同じ大きさです。おっと、もうひとつの図の説明がまだでしたねー!!アセアセ
これは上製本の種類で、違いは背の部分の形です。
丸山上製本は背に丸みがあって柔らかく、開きやすいので辞書などページ数の多い場合に使用されます。
角山上製本はカッチリしたイメージがあり、写真集・記念誌・絵本などに使用されます。他にも製本には色々な種類があるのですが、前回と今回の授業で一般的な製本知識は学べたのではないでしょうか?
最後に、並製本・上製本ですが、どんな本もこっちの製本の方が良い!というのはありません!
それぞれの長所と短所を覚えて、条件に合った製本を!

◆終業時間
と言ったところで今日の授業は終わりです!
いかがでしたか?!

◆問題
上製本の綴じ方はどれでしょう?
1.あじろ綴じ
2.糸綴じ
3.無線綴じ

答えは次回に!
またお会いしましょう!!!

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